最近の新型コロナウイルス感染症で外出を控える方が多くなってきました。
こういう時こそ注意すべき状態が「サルコペニア」「フレイル」です。
まず「サルコペニア」ですが、簡単に言えば、「筋肉の減少」です。
結果としての活動性の低下(フレイル)になりますが、フレイルについては後述します。
具体的なチェック方法としては「指輪っかテスト」があります。
自分の両手の人差し指と親指で輪を作り、ふくらはぎの一番太いところに当てます。
- 囲めない、②ちょうど囲める、③輪に隙間ができる、がありますが、③が最も筋肉が減少しています。
他には、
青信号の間に渡り切れない(歩行速度1m/秒以下)。
ペットボトルのふたが開かない(未開栓が開かない→握力30㎏以下、開封済の栓が開かない→握力20㎏以下 )などがあります。
サルコペニアの状態では「運動」に加えて「栄養面」の見直しが必要になります。
原疾患によりますがタンパク質の摂りかたと運動の継続が重要です。
また、インスタント食品や、サプリメントなど食生活の偏りにも注意が必要です。
主治医がいる場合は相談して方針を決めてはいかがでしょうか(治療内容の検討や行政サービスの活用など)。
ご自身やご家族、近所の方が、やせが目立つ、外に出てこない等に気付かれた場合は、一度知り合いに連絡したり、近所の方が声掛けをしてみてください。